さて、趣味と言っても人によって千差万別・百人百様。
「こういうものこそが趣味と言えるんだ」
と、言う規定があるなら是非教えてもらいたいものだ。
毎朝の散歩だって、
ジョギングだって、
やり方・探求の仕方で奥深い趣味の世界に変わっていくのかもしれない。
定年退職して朝から晩までテレビにかじりついて
無慈悲にも家庭の粗大ごみ扱いされても、
テレビでやっている番組だって、
探求の仕方によってはとてつもなく奥が深い。
それこそ録画したものを分野によって分類し、
各分野ごとに探求していくことだって面白いことになるかもしれない。
家事だって、
庭仕事だって、
裁縫だって、
読書だって・・・
何事も単に仕方なくやっていたのではそれでしかないが、
探求すれば進化もある筈だ。
整理も、
工夫も、
発明も、
そこから生まれるものはすべて興味深く奥深いではないか。
料理なんかはその最たるもので、
好きになればプロの道を目指すことにも通じていく。
さて、仕事と趣味。
「仕事が趣味です」と、
簡単に言われると、
つい意地悪く反論したくなってしまうが、
漁師は獲物を売って生活の糧にするから仕事なのであって、
やっていることの殆どは、
趣味で釣りをしているのと何ら変わりがないと言ってしまったら怒られるだろうな。
仕事だから収入になるだけ多く獲らなくてはならない、
だから高価な漁具や船も必要になるし、
同業者との競争もあるだろうし、
辛くても毎日漁に出なくてはならない。
「私のは趣味だから家で食べるだけで十分」
と言ったらその差はハッキリしてくる。
それこそ、趣味の釣り世界ではキャッチアンドリリースが珍しくないのだから。