酒は勿論好きだが、
クリームあんみつだって、ソフトクリームだって好物なんだぞ。
そういう意味では両刀使いだが、
女性は大好きだが男性は興味がないからその分野では両刀ではない。
若い頃からのアウトドア大好き人間だが、
それに負けないくらいにインドアの趣味だっていっぱい持ってるぞ。
読書も好きだし、
元々テレビ人間の私は映画も大大大の大好き。
DVDとブルーレイの映画のコレクションは、
いったい何枚あるのか数えるのも嫌になるほどにたまってしまった。
そのうち体が言うことを聞かなくなりアウトドアの遊びができなくなったら、
山や湖の眺められる景色のいい、
夏涼しく冬温かい快適な家に住み、
四季の変化を楽しみながら、
集めに集めた映画のコレクションを観て暮らしたいと考え鋭意準備中だ。
しかし・・・振り返ってみるとこの十数年間、
家内の病気のことと高齢の親にいつ何が起こるかもしれないという警戒から、
夜に飲み歩くこともすっかりとやめてしまったし、
せいぜいひと月に1回程度の釣りは、
夜中に出て夕方までには帰ってくる日帰りの釣りだけにしてしまった。
そうなんだよね、病気のデパート状態の愛妻を家に一人きりで残してでは
心配なのでそう何日も家を空けられない・・・
時々顔を見に行く
東京に一人、和歌山に二人の
もうすぐ90歳に手の届く80代後半の老いた親のことも忘れてはいられない。
そんな訳で、数年前までは
「一通り片付いてから」
なんてことを考えてきたが、
これ以上我慢していたら自分自身の体が動かなくなってしまうことに気がついた。
親たちは間違いなくこれから先暫くはあの世へ旅立つことはないだろうし、
これからの時代は誰でも100歳まで長生きして不思議ではないのだ。
それでもみんなを支えていく覚悟と準備をしておくことが必要なんだから、
自分自身が元気を保っていなければその役割も果たせない。
こんなことを言ったら怒られそうだが親が長生きしすぎるのも考えものだ。
しかしこれが逃げられない現実なのだ。
それならばそれを覚悟ですべてを計画していかなくてはならない。
どう考えてもすべて片付いてからではもう遅いのだ。
まさにこれこそ「後悔先に立たず」の世界だ。
そんな縛りの中で考えに考え、
捜し歩き悩みに悩んで行きついたのが
イザとなったら飛行機と電車で半日で帰ってこられる北海道での生活だった。
環境は良いしその気になればいつでも釣りに行ける。
5月から12月まで毎月のように・・・
考えてみれば飽きずに随分と家内と二人で通ったものだ。
しかし、やってみなければ判らないことや、
住んでみないと解らないことも必ずあるもので、
3年目にして幾つものどうにもならない問題が噴出、
家内がどうにも、もう嫌になってしまったようだ。
そんな訳で遂に楽しかった北海道生活も行き詰ってしまった。
ま、それはそれで仕方がないな。