不動産の価値と言うものは、
その評価の基準は様々なんではなかろうか。
例えば、専門家が査定した不動産価格で、
予想以上に高額な査定が出てしまう物件もあれば、
その逆に、
所有者から見ればとても価値があるものなのに、
専門家が査定するととんでもなく安くなってしまう例も意外に多い。
専門家の査定は余分な個人的感想などは無視で、
殆どの場合、近場の取引事例から数字をはじき出すからだろう。
しかし、不動産と言うものは
売却を前提とするんでなければ
その所有者がその価値を決めるものだと考えてもいいと思う。
「近場では坪50万だが、ここは70万以上の価値があるはずだ」
そんな思い込みを持っていても、
売りに出すんでもなければ誰の迷惑にもならない。
世の中には現状での査定価格は低くても、
実は収益資産として大きな可能性を持っているものがある。
こんな物件はちょっと手間と資金をかければ大化けする可能性がある。
工夫次第で、購入代金を
5年もあれば回収できてしまう不動産などは意外にあったりする。
問題は購入代金回収後にさらにどれだけの収益を生み続けるかだろう。
収益物件でなくても、
その物件のロケーションがとても希少でお金には変えられないものもある。
こんな物件はさらに再売りを考えることをしなければ
きっと「幾らお金を出しても惜しくはない」と考える人はいるものだ。
「えらく高い買い物をしたけれどこんな物件は二度と手には入らない」
そう納得ができれば
長い人生のうちで貴重な時間を得ることができるその物件に、
きっと金持ちはお金を惜しまない。
何のためにお金を使うのかは本人の自由だからだ。