不動産コラム

退職後に一念発起して始める商売

おんとし81歳。
セミリタイアの選択肢を我々に示してくれた大先輩の大橋巨泉。
巨泉さんは05年に胃がん、
12年に中咽頭がんの摘出手術、
14年には肺と食道の間の縦隔のリンパ節に転移、
今回は右肺がんの腫瘍手術。
ガンくらい病気の一つくらいにしか考えていない何とも強い精神力に敬意を表したい。
手術の時はいつも日本に戻ってひと稼ぎしているんだから、
きっとその前後のギャラだけで手術代くらいは稼いでいるんだろう。
この強さと行動力は見習いたい。

理屈じゃないよ!やってみなけりゃ分からんでしょ  その⑤
退職後に一念発起して始める商売。

定年が近づいて来たり、
50代も半ばくらいからだろうか
年令を意識するようになり、
ちょっと体力に限界を感じるようなことが気になりだした頃、
何故か誰もが、
「急がないと・・・」
と、訳も分からず焦りを感じてくるから不思議だ。
「地元の出世頭で同い年のあいつは、
いつ引退しても悠々自適の生活ができるくらいに金を残したらしい」
「同い年で、公務員になったあいつは、
そろそろ早期退職をしてのんびりと暮らすことに決めたらしい」
「同年代の会社の同僚が、早期退職をして起業をするらしい・・・」
こんな事を聞く度に言われのない焦りが湧いて出てきて、
早く何かをやらなければ・・・と考え始める。
さて、何かをやるって、
いったい何をやろうと言うのか・・・
大概はテレビドラマの主人公や、
周りの先輩や同年代が始めたことに子供じみた憧れを感じているだけだ。
これはサラリーマンであろうと自営業者であろうと根っこは同じことだ。
よく聞く話が、
サラリーマンであれば、
そば打ちを学んで蕎麦屋を開業。
自分で一国一城の主になってみたいと言う夢は、
サラリーマンなら誰でも一度は考えることだ。
ま、それもいいじゃん。
但し、無理して開店にあまりお金を掛けなさんなよ。
失敗して一文無しでは、もう今さらやり直しがきかない。
それに、蕎麦屋を開業してサラリーマンの頃より収入が増えたなんて話は殆どない。
趣味なら周りにタダで振る舞うくらいのレベルで止めたらいい。
どうしても蕎麦屋を開業しようと言うなら、
低価格や立地で勝負ではなく、
遠くから常連客が通ってくるくらいのそば打ち名人になってほしい。
それも、一般の住宅で厨房をちょっと広くしたくらいで始めればいい。
それならば開店資金も店舗の維持費も最低限で済ませることも可能だ。
そして、別の例では、建築会社を退職してリフォーム会社を開業。
これも元々経験している業種ならば比較的安全かな・・・
しかし、勤めていた会社のご威光をあてにしたらダメよ。
知り合いに仕事を貰おうなんてのはまた大甘の甘ちゃん。
どんな独立でも、知り合いに仕事を貰うのは最後の最後まで取っておくのが常識。
結局、よっぽど工夫しないと
他社の下請けでやっと仕事が貰えるのが落ちなんてことになり、
欲を出して自分で直接のお客をとって仕事をしようなんて思えば、
思わぬ赤字を食らうことになる。
商売の世界は傍から見ているほど決して楽ではないのだ。
それから、昔は一番簡単に始められそうだったのが居酒屋さん。
「オヤジの店」なんて店名をつけて
焼き鳥を焼けばいいやなんて考えていたら、
とんでもない大やけどをすることになるからご用心。
今の時代、素人の焼いた”まずい焼き鳥”を喜ぶ客はいないし、
冷奴とスーパーで買ってきた市販の漬物で通ってくれるお客にろくなのはいない。
大手チェーン店でさえメニュー内容や価格設定にいつも苦労するんだから、
素人料理で繁盛して常連が付くほど今の世の中は甘くはないのだ。
本気でやるなら繁盛店で開業前に2~3年は修行して、
少なくとも焼き鳥の仕込み。
肉の切り方と刺し方、
焼き方くらいは一人前になってなきゃ全く話にはならない。
若い頃にそんなことまで散々自分でやった私が言うんだから間違いない。
最後に、資格さえ持っていれば誰でも儲かると思われがちなのが、
私が長年やっている不動産業だ。
この不動産業こそ、
実は簡単で楽そうに見えてなかなか食ってはいけない商売なのだ。
歴史と実績と信用の積み上がった千客万来の老舗不動産会社で働いて、
自然にお客は来るもんだと信じて疑ったことの無い、
何故か自分の営業力を過信してしまった営業マンの50代後半60代からの独立。
地価が右肩上がりで物件さえあれば売れた時代と違って、
今は物件を売りたいお客も、
買いたいお客も、
不動産会社を選ぶ時代になってしまった。
とんでもなく競争の激しくなった不動産業界で生き残っていくのは、
並大抵のことではないのだ。
ま、サラリーマンは誰でも
一国一城の主たる商売人や経営者に一度はなってみたいと考えるんだろうけれど、
我々長年商売人をやっている人間から見れば、
給料がいっぱい貰えて生活が安定しているのならサラリーマンの方がよっぽどいい。
一般的に商売人というものは、
自分の娘には公務員や大企業のサラリーマンと結婚して欲しいと考えるものだ。
「たっぷりと遺産を残してあげるから真面目な公務員と結婚しなさい。」
我々商売人の世界では昔からこれはよく聞く話だ。

※当コラムはあくまで個人的な見解に基づくものであり、内容についてはご利用者様自身の責任においてご判断ください。

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